ガーヴァン蒸留所は、ウィリアム・グラント＆サンズ社が1963年に設立。同時に設置された最初のコフィースチルは、2016年まで53年間使用されました。同蒸留所では、麦芽10%、小麦90%を使用しています。1992年に導入された新システムによって独自のMPS（マルチプレッシャーシステム）が可能になり、よりフルーティーで甘く、純粋な硫黄を含まない濃厚な酒質が得られるようになりました。

この1996年蒸留のガーヴァンは、フルーティーな甘さとほんのりとコーンフレークのような香りがあり、アルコール度数の高さを感じさせず、ハチミツやコーヒー、ほのかなスパイスの風味がするすっきりとした飲みやすい味わいです。

【テイスティングノート】
香り：甘いタンジェリン、砂糖漬けのフルーツ、コーンフレーク、有塩バター、チョコレート、コーヒー、ナッツ、クローブ、ナツメグ。
味わい：なめらかな味わい。旨味、タンジェリン、プラム、チェリー、コーヒー、ナッツ、ナツメグ、スパイスのニュアンス。
フィニッシュ：ショート。甘いタンジェリン、バナナ、バター、キャラメル、ハチミツ、ナッツ、シナモン、スパイス。
【コメント】
コーンフレーク、タンジェリン、プラム、有塩バター、コーヒー、ナッツの香りがします。ほのかなチェリーの香りとバナナの甘みが感じられ、このなめらかさは、中・長期熟成のシングルクレーンの典型的な味わいです。

[Comment by WHISKY AGE]