1920年代から続く“ミッチェル&サン社”との協働の歴史
ミッチェル&サン社(Mitchell&Son)は、1805年の開業時から高級ワインと王室御用達の菓子の取り扱いで有名でした。1887年にウイスキーボンディング事業*に進出すると、ジェムソン・ボウ・ストリート蒸留所からニューメイク・スピリッツを購入し、自社の地下貯蔵庫にてバーボン樽のみではなく、さまざまな酒精強化ワイン樽を熟成に使用していました。1920年代の「スポット ウイスキー」の登場以降、その美味しさが愛好家の間でまたたく間に人気となりました。その際に暗い地下貯蔵庫でも判別しやすいように樽にペンキでスポット(=印をつける)したことが、現在のボトルのアイコンと商品名の由来となっています。
*ウイスキーボンディング事業とは、蒸留所からニューメイク・スピリッツを購入し、自社所有している樽で熟成し、ボトリング、そして販売までするアイルランド独自のビジネスモデルです。
上質なアイルランド産原料と伝統製法で造られるシングルポットスチル アイリッシュウイスキー
“シングルポットスチル アイリッシュウイスキー”は、未発芽の大麦とモルト(大麦麦芽)を原料とし、アイルランド国内の単一蒸留所のポットスチル(単式蒸留器)で蒸留されたアイルランド独自の伝統的なウイスキーです。
「スポット ウイスキー」は、厳格な品質テストをクリアした上質なアイルランド産の未発芽の大麦とモルトを原料とし、銅製のポットスチルで3回蒸留することで、“シングルポットスチル アイリッシュウイスキー”の真髄とも言える、ふくよかで複雑な風味とクリーミーな口当たりに仕上げています。
酒精強化ワイン樽を使用したユニークな味わい
「スポット ウイスキー」の熟成には、バーボン樽やシェリー樽のみではなく、さまざまな酒精強化ワイン樽が使われており、そのユニークな製造方法とそれぞれの樽に由来する特徴的な味わいが世界中で高く評価されています。
レッドスポット15年の特徴
熟成年数15年~19年までのポットスチルウイスキーで構成され、バーボン樽、シェリー樽、シチリア産マルサラワイン樽で熟成されています。ポットスチル由来のスパイス香、焼きリンゴやマンゴーのような濃厚な果実の甘みと、オークと大麦の深みのある風味が特徴です。フィニッシュは、様々なフルーツとスパイスを感じる長い余韻です。
【テイスティングノート】
香り:ポットスチル由来のスパイスと、焼きリンゴやマンゴー、ブラックチェリーの濃厚な甘みが、ヘーゼルナッツとレザーを思わせる乾いた香りと、トーストしたオークと混ざり合います。
味わい:マルサラ樽由来の熟した果実の甘みが残る中、赤パプリカとあらびき黒胡椒がスパイシーさを加え、オークと大麦の風味で締めくくられます。
フィニッシュ:フルーツとスパイスの長い余韻。
[輸入元商品紹介より]
価格:13,640円(税抜 12,400円)