Ballindalloch 2015-2024 / 9yo / 60.9% / 700ml 【Single Cask for Japan】 / Bottler : Distillery Bottling [Scotland]
スペイサイドの隠れた宝石 "バリンダロッホ"
バリンダロッホ蒸溜所は、2014年にスペイサイドで創業した家族経営の蒸溜所です。創業者のガイ・マクファーソン・グラント氏はこの地に長く居を構えるマクファーソン・グラント家の一族で、現在はバリンダロッホ城の23代当主を務めています。マクファーソン・グラント氏はかねてより自らが生まれ育った地で地元の原料を使ったウイスキーづくりをしたいと考えており、自分の目が行き届くことを重点に置いた小規模の蒸溜所を設立しました。
しかし、ウイスキーとしての熟成を重んじる信念から、製造したウイスキーをニューメイクやノンエイジでリリースしなかったため、バリンダロッホのウイスキーはこれまで一切リリースされることはありませんでした。
これまで仕込んだウイスキーが長い眠りを経て満足する水準まで熟成が進み、晴れてオフィシャルシングルモルトとしてリリースされることとなりましたが、シングルヴィンテージのスモールバッチとしてのリリースとなるため、製品にはしっかりと熟成した原酒のみを使いたいという氏の信念を垣間見ることができます。
【Speyside Single Malt Scotch Whisky / Cask Type : Oloroso Sherry Butt #115】
※バリンダロッホ蒸溜所は、英国ウイスキーマガジン主催のアイコンズ・オブ・ウイスキー・スコットランドの「クラフトプロデューサー・オブ・ザ・イヤー」に4度輝いています。
バリンダロッホ蒸溜所ではエステート内で収穫された春大麦のみを使用しています。年間生産許容量は 10 万リットルとスペイサイド地域では最小規模で、木製ウォッシュバックや 1 対の小型のポットスチルといった伝統的な設備と製法でシングルモルトを製造しています。また、一般的なコンデンサーの代わりにワームタブを用いることにより、華やかな香りを持ちながら程よいボディ感を備え、長期の熟成にも耐え得るニューメイクを仕上げている点も大きな特徴です。熟成には同様に伝統的なバーボンカスクとシェリーカスクが主に用いられ、蒸溜所敷地内のダンネージ式ウェアハウス並びに同じ地域にある貯蔵庫でじっくりと時を重ねます。
オロロソシェリー樽由来のドライフルーツやチョコレートの風味がきれいに広がるシングルカスク
こちらの日本市場向け『バリンダロッホ2015 シェリーバット』は、オロロソシェリーバットの9年熟成で、シングルカスクのカスクストレングスボトリングです。日本市場向けの限定商品。
色は艶のあるアンバー。グラスに注ぐとレーズンの甘いアロマに続いて爽やかな砂糖漬けオレンジピール、ミルキーで甘いチョコレートのアロマが広がります。空気と混ざることでアンティーク家具のニュアンスやシロップで煮たチェリーも現れてきます。
口に含むとショウガ糖のような温かさが感じられます。シェリー漬けのレーズン、煮込つめたいちじく、ハチミツといった粘性のある甘味やチョコレートケーキ、ダークチョコレートをコーティングしたドライラズベリーを感じる膨らみのある味わいで、フィニッシュに渋みの効いたアッサムティーとハーブが加わり、心地よい余韻が広がります。
現当主のガイ・マクファーソングラント氏が日本市場向けに特別にボトリングしたシングルカスクで、バリンダロッホの綺麗で繊細な酒質とドライフルーツやチョコレートの風味が絶妙に調和しています。ぜひこの機会にお楽しみください。
カラー:アンバー。
香り:レーズン、砂糖漬けオレンジピール、ミルクチョコレート、アンティーク家具、シロップで煮たチェリー 。
味わい:ショウガ糖、シェリー漬けレーズン、煮込んだいちじく、ハチミツ、チョコレートケーキ、ドライラズベリー、アッサム。
[輸入元資料より]