Single Cask Scarlet Bitter Liqueur Aged by Jitenshya cask for KIMURA / 28% / 700ml / Bottler : Iseya Distillery [Japan]
伊勢屋酒造は、神奈川県相模原市緑区(東京都と山梨県の境目にあり、都内からは電車で約1時間)に位置し、甲州街道9番目の宿場町小原に現存する、築100年の古民家を再生し製造場としました。
造られるリキュールの製造方法は古典的で、また製造から瓶詰まで全てハンドメイドでおこなわれます。
【Liqueur / Cask Type : 22th month Refill Bourbon Cask / No of Bottles : 252】
ボタニカル:エルダーベリー、レモン葉、レモンマートル、レモングラス、グリーンレモン等、広島産ボタニカルを中心に計16種
協力:citrusfarms たてみち屋(ボタニカル提供)
ラベル:功刀天音
2022年6月、広島にてスカーレットのセミナーにて、伊勢屋酒造代表元永氏みずから、その商品の特性について広島のバーテンダーの前で語って頂きました。せっかく広島に来て頂いたこのご縁を、数年後にまた広島でつなげられたら、という想いの元、大変光栄なことに、カスクにてスカーレットを熟成し、時が来たらリリースをするという計画を、その時進めさせて頂く事となりました。
この企画のため、瀬戸内と余市の農園二拠点から「citrusfarms たてみち屋」菅様に多いにご協力を賜り、非常にフレッシュで高品質なレモングラスやエルダーフラワー、数種のニガヨモギ等のボタニカルを提供いただきました。そのボタニカルを元に、広島で古くから伝わる「保命酒」の要素を元永氏が取り入れられ、16種のボタニカルを使用し、今回の熟成専用の原酒が完成しました。
熟成させる樽に関しては、以前広島から秩父某所まで自転車で旅をした際の記念に詰めさせて頂いた樽を、ちょうどそのタイミングで自転車ボトルとして、埼玉県にある某ウィスキー蒸溜所からリリースするために瓶詰致しましたので、その空樽を埼玉県某所から相模湖まで運び、その樽に広島ボタニカルの原酒を詰めて頂きました。
それから、都度、味わいの変化や熟成感を元永氏と共にチェックさせてもらい、そして想定よりも長く(当初は1年前後の予定でした)、22か月の時を経て、ついに最高の状態にたどり着いた!事を実感し!リリースさせて頂きます!
ラベルは、広島スカーレットセミナー参加者の中から、当時バイトとして尾道のバー「ソーコ スイーツ ト アルコール」で働きながら、大学で美術の勉強をされていた、功刀天音さんに依頼し、その若い感性の元、とてもパワフルでスタイリッシュなラベルが完成しました。
【テイスティングコメント】
はじめにベリーとレモン、摘みたてのハーブのようなフレッシュなさわやかさ。続いて薬草香と根菜、ニガヨモギ、カルダモン、シトラス、レモンピール。ほのかな苦味と甘やかしいオーク感。
口に含むと、フレッシュさの中に香味要素が各々主張しながらも、甘味、苦味、コクのバランスがまとまり、飲むにつれて馴染みのある優しさを感じさせる味わい。リフィルバーボン樽での熟成により、全体のアマーロさをウィスキーの要素が丸く包み込み、互いのボタニカルを際立たせながら、温かみがある味わいを形成してくれます。
リッチで穏やかな余韻と共に、オークとスパイスビターが綺麗に後を引き、様々な表情が広がります。
[商品紹介より]