Shizuoka Pot Still K 100% Imported Barley 2024 Edition / 55.5% / 500ml / Bottler : Gaiaflow Shizuoka Distillery [Japan]
外国産大麦100%使用し蒸留機Kで蒸留
シングルモルトウイスキー(単一の蒸溜所の原酒のみ)であるだけでなく、単一の初留蒸留機からの原酒のみで構成。そのため、「シングルウォッシュスティル・ウイスキー」と表記しています。
※静岡蒸溜所特有の表現です
輸入原材料を使用していますが、日本洋酒酒造組合が定めるジャパニーズウイスキーの基準に適合した「ジャパニーズシングルモルトウイスキー」です。
【Single Malt Japanese Whisky】
蒸留機「K」× 外国産大麦
「ポットスティル」シリーズでは、静岡蒸溜所ならではの、他に類を見ない「初留蒸留機」の違いで分けた製品づくりをしています。その理由は、静岡蒸溜所のとてもユニークな2つの蒸留機にあります。
ひとつはスコットランド製の、薪の直火を使って加熱する蒸留機W。そしてもうひとつは、閉鎖した軽井沢蒸留所から移設した蒸留機Kです。
Wはパワフルでコクのある原酒を造り、Kは華やかでフルーティーな原酒を生み出します。「ポットスティルW」「ポットスティルK」のシリーズでは、それぞれの蒸留機が造り出す味わいの違いを表現しています。
静岡蒸溜所では、このような蒸留機ごとにつくり分けた製品を「シングルウォッシュスティル・ウイスキー」としています(※ウォッシュスティル=初留蒸留機)。シングルモルトウイスキー(単一の蒸留所で大麦麦芽原酒のみを使用して造られたウイスキー)であるだけでなく、単一の初留蒸留機からの原酒のみで構成することを示しています。
このような製法は世界的にも非常に珍しいため、静岡蒸溜所特有の表現となっています。
外国産大麦100%
2016年からウイスキーづくりを開始した静岡蒸溜所の大きな特徴のひとつに、「大麦生産地ごとに原酒を造り分ける」ことがあります。日本に限らず世界的な状況として、ウイスキーは蒸留された場所が重要で、原料の産地や熟成、ボトリングの場所は問われることがありませんでした。しかし一部の蒸留所から地元産の原料にこだわったウイスキー造りが行われるようになり、ワインなどと同様にウイスキーにも「テロワール」という言葉が用いられるようになってきました。
静岡蒸溜所は、国内ではいち早くこの流れを組み入れ、日本産大麦を使用してきました。一方で、輸入した大麦についても、産地やタイプ(ピーテッドとノンピーテッドなど)で、分けて仕込みを行っています。「どの国の大麦が優れているか」ということではなく、育った場所の違いで生まれる香りや味わいの違いを大切にしつつ、多彩な原酒から味わい深いブレンドを構築することを目標としています。そして、このように造り分けた原酒を、「ポットスティル」シリーズにて原産地別にリリース。国内産大麦100%で造り上げたものは「純日本大麦」、単一国、あるいは複数の国の輸入大麦だけを使用したものは「純外国産大麦」としてリリースしています。
[商品紹介より]